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活動報告

第15回福島県建築匠賞コンクール
2020.05.27

 福島県建築大工業協会が主催し、福島県をはじめ福島民報社、福島建設工業新聞社、東北電力福島支店の後援で、伝統的な木造建築の技術を顕彰する福島県建築匠賞コンクールも今回で15回目を迎えました。
 2年に一度の今回のコンクールには県内から9作品の応募がありました。いずれも地域の環境や景観に調和しながら、伝統的な建築技法、技術などを駆使して建築された建造物です。それらの中から匠賞大賞(福島民報社賞)には、様々な樹種をふんだんに使い、柱の梁を積極的に露出させ、和風建築の良さを全面に打ち出した、柳沼工匠施工の須賀川市の小林秀巨邸が選ばれました。また、匠賞準賞(福島建設工業新聞社賞)には、現代建築と和風建築がエキゾチックにマッチし、和風建築の新しい世界を切り拓いた建築として、斉藤工匠店施工の二本松市の野地京子邸が選ばれました。
 入賞者には5月27日新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮して、協会事務所にて規模を縮小して表彰式が執り行われ、施主に賞状と工務店には楯と賞状がそれぞれ贈られました。
 なお、大賞・準賞以外の受賞建造物は次の通りです。
 △優秀賞=建築工房あかま(伊達市)・石井祐聖邸  △健康住宅賞=塩田建設(白河市)・小針多津美邸  △健康住宅賞=宗形工務店(三春町)・近藤政夫邸  △リフォーム賞=柳沼工匠(郡山市)・柳沼正信邸  △省エネ賞(東北電力福島支店賞)=スマイルホーム(二本松市)・國分喜実夫邸

<審査委員会>
△委員長=速水 清孝(日本大学工学部建築学科教授)
△委 員=川音 真悦(県土木部建築指導課課長)
     佐々木孝男(県建築設計協同組合専務理事)
     菅野 四郎(県建築大工業協会相談役)
     三浦 藤夫(県建築大工業協会顧問)